羊毛フェルトって?

フェルトとは 動物の毛を絡ませて布状にしたもの。 一般的には羊毛を使います。

摩擦・振動・圧力・温度変化 などによって毛がからまり 固まります。これを、縮絨(しゅくじゅう)あるいはフェルト化といいます。

羊毛から作るフェルトは 作り方が2種類あります。ニードル針を使って作る『ニードルフェルト』、石けん・洗剤を使って作る『水フェルト』

その他には、編み物・織物をフェルト化させる『編フェルト』『織フェルト』などがあります。

ニードルフェルト

小さめの立体を作るのに向いています。
ニードル針で チクチクとひたすら羊毛をさしてフェルト化していきます。
表面に柄をつけたいときにも便利な手法です。

水フェルト

コースター

平面や大きめのものを作るのに向いています。
羊毛を薄く広げ、縦、横、縦、横、…といろいろな方向に重ね 石けん水をかけながら、擦ったり押さえつけたりして 繊維を絡ませて作ります。

縫わずに立体ができるので、帽子やバッグを作る時もこの手法を使います。

編フェルト&織フェルト

上---編みフェルト
下---織りフェルト

あらかじめ編んだり織ったりしたものを 収縮させて作るフェルトです。

形は出来上がっているので、フェルト化させる時に洗濯機を使うことも可能。仕上げにアイロンを使うときれいにできます。

甘撚りの毛糸でゆるめに編んでフェルト化させれば よりハンドメイドフェルトに近い状態になります。

フェルトづくりの材料

サフォーク種の羊

コリデールやメリノなど細くて柔らかい長毛種の羊毛は、比較的早くフェルト化します。
ただし1本1本が細い羊毛は よく縮みますので サイズには注意が必要です。 絨毯などに使われるような太く剛毛の短毛種は フェルト化に時間がかかり あまり収縮しません。

また、毛質によって ワンちゃんネコちゃんの毛もフェルトにすることができますので ペットとお揃えの帽子やマフラーなど作っても可愛いですね♪

草木染羊毛の販売

染編かざみでは フェルト用の羊毛を販売しています。特に草木染羊毛は 手芸用品店にはありませんので ぜひご覧ください。