毛糸の草木染
染色工程は羊毛と同じなのですが、毛糸を染める時は、斑になりやすいので 糸繰りをしたり、火加減に気をつけたりと ずっとつきっきりで作業しています。
綿糸や絹糸の場合、染め重ねて色を出したりして味が出てきますが ウールの場合は、何回も火にかけると風合いが損なわれてしまうので 一度で染め上げています。
毛糸の種類
染編かざみでは ウール(羊)やモヘア(ヤギ)の生成りの毛糸を染めています。
またレーヨン混やナイロン混などの 異素材を組み合わせた糸は ウール部分と染まり具合が違うので 表情のあるおもしろい糸になります。
染材
この写真は 市販の生成りの毛糸を天然染料で染めたものです。
- 枝・葉・茎を使うもの
よもぎ:野菊:背高泡立ち草:南天:月桂樹 - 実を使うもの
くるみ:ヤシャブシ:ざくろ - 根を使うもの
あかね - サボテンに付くカイガラムシ
コチニール - ヌルデの葉に出来た虫こぶ
五倍子(ふし又はごばいし)